この記事は、私が過去に通っていたアメリカの高校の経験談をもとに書いていますが、どの国のどんな学校(公立・私立・インター)であってもあり得る話です。
もともとはボーディングスクールに関心のある方向けの記事でしたが、どんな学校にも共通するテーマなので、ちょっと書き直しました。
最近は日本でも新しくて魅力的な学校が目を引きます。学校を選ぶときは、いい面だけに注目するのではなく、有事に対する姿勢も含め、冷静に見極めていく必要があります。
ここに記載しているのは情報には私や当事者の主観も混じっているので、入学・転校・進学するときはどんな情報も鵜呑みにせずに、きちんと多角的に調べてくださいね。
あと、いろいろ書いてはいますが、総合的には私のボーディングスクール時代は今の私を作ってくれた何にも代えがたい貴重な体験で、行ってよかったと心から思える4年間でしたので、その点誤解されませんよう。
名門校の表の姿
2001年9月から2005年6月、私はアメリカ東部のボーディングスクールに通っていました。
アメリカ東部のボーディングスクールの歴史は長いです。
私の通っていた高校もちょうど今年140周年を迎えます。
ボーディングスクールでは4年間、寝食をともにした学友や先生とは深い絆で結ばれ、また学力・スポーツ・芸術など各分野において一流の教育を受けることができます。
生活面、学習面、進学へのサポートも手厚い。
有名な一流大学に続々進学していきますし、卒業生には著名人も多くいます。
将来様々な分野で活躍できる若者を預かり育てる、というサービスを提供しているのがボーディングスクールです。
光には必ず影がある
そんな素晴らしい教育を受けられるボーディングスクールに私は通っていたわけですが、光には必ず影があります。
最近、同時期に在学していた卒業生と再会する場面がありました。
昔話をしていると、いろんな記憶が蘇ったり当時は知らなかった情報が入ってきたりしました。
それはあまりにも私の記憶とは印象が違ったので、正直、別の学校に通っていたのではないかと思うほど衝撃を受けました(笑)
私が在学中に見聞きした話、そして卒業後に後日談として聞いた話などを総括すると、必ずしも自分の子どもも母校に送りたいと思えなくなってきます。
<在学中、聞いていた話>
- マ●ファナ、酒、タバコをやっている/学内に所持している
- 全裸でキャンパス内を走り回る非公式伝統行事
- 進入禁止の橋から川に飛び込んで度胸試し
- 人種・LGBTQ差別、いじめ、傷害
- 生徒同士の性的行為(学内で)
- 寮の門限以降の外出
- 異性の寮への夜這い
- ウツ、適応障害
- 住宅侵入
- 盗み
- その他校則違反
これだけでも衝撃的だと思いますが、私の卒業後に聞いた話はほかにもありました。
<卒業後に聞いた話>