2021/10/01時点のAmazonのカテゴリ「本」のなかでも「家庭教育」の売れ筋ランキング、上位10点をご紹介します。
4月から始めたこのウォッチですが、経時的に比較すると面白そうなのでとりあえず半年くらい続けてみるといい、ついに半年を超えました。今回は第7弾です。
過去のランキング記事へのリンクはこの記事の最後に貼っています。
アメリカ版Amazonの育児本ランキングも興味本位で観察しています。日本と違うトレンドを発見するのが面白いです。同じく、過去記事へのリンクを最後に貼っておくので比べてみてください。
それでは、日本の育児本の売れ筋ランキングを紹介します。
「家庭教育」AmazonランキングTOP10
1位「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない
なんと2021年8月の初登場以降、3ヶ月連続1位。ビリギャルで有名な坪田さんの最新刊です。
このランキングレビューを初めてから、常連本は何冊かありますが、このように3ヶ月連続1位は初めてです。
Amazonで試し読みができます。
以前までの記事に詳細をコメントしているので、気になる本があればリンクを辿ってみてください。
私が書いた子どもの特性を把握していますか?という記事でも、坪田さんの本を参考図書として挙げさせていただきました。
読みやすくて実践にも反映しやすいと感じています。
2位 NEW! 「後伸びする子」に育つ親の習慣
初登場で2位!こちらは2021年8月21日に発売されました。
Amazonで試し読みができます。
著者は、東京大学名誉教授で現・北鎌倉女子学園学園長、前・開成中学校・高等学校校長の柳沢幸雄さん。
教育管理職キャリアも長いですが、専門はシックハウスや化学物質過敏症の化学者さんです。
柳沢さんは「ハーバード大」「東大」「開成中高」で教えたことがあるというご経歴と、開成生の海外進学が伸びた立役者、という印象があった私ですが、実は著書はまだ一冊も読んだことがありませんでした。
同じ著者の別の本ですが、こちらはKindle Unlimitedで読み放題になっています。著者デビューにおすすめです↓
ぜひ、どちらか読んでみてください。
3位 NEW! 子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと
つづいて3位も新刊、しかも予約でのランクインです。この記事を書いている2021年10月6日に販売が開始されました。
Amazonでは試し読みができます。
著者の本田秀夫さんは、信州大学医学部教授で発達が気になる人や家族向けの団体ネスト・ジャパンの代表理事を務めている精神科医師です。
似たジャンルでは、別の精神科医師の杉山登志郎さんの本を読んでおりました。いろんな著者の話を比べてみたいので、こちらも読んでみたいと思います。
比較しようと思っている本はこちらです。
4位 3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!
今月の4位は、私のランキング記事への登場が6回目となる藤崎達宏さんのモンテッソーリ本です。
以前の記事に詳細をコメントしているので、リンクを辿ってみてください。
同じ著者の別の本(Kindleのみ)ですが、Kindle Unlimitedで読み放題になっています。著者お試しにおすすめです↓
こちらも読みやすく、未就学の子どもを持っているご家庭に進めたい内容です。特に夫婦間のすり合わせや教育費に関連した項目が参考になりました。
5位 お母さんの自己肯定感を高める本
4月から毎月ランクインしている常連さん、今回も登場しました!
自己肯定感を高めたいお母さんが跡を絶たないということでしょうか。。。一人でも多くのお母さんがポジティブ転換できますように願っています。
なんとこちら、今確認したらKindle Unlimitedで読み放題になっています。みんな今よ!!
以前の記事に詳細をコメントしているのでリンクを辿ってみてください。
同じ著者の別の本は、Kindle Unlimitedで読み放題になっています。
ちなみに私が子育てで自己肯定感を取り戻したいとき、この2つの記事を読みます。
6位 子育てベスト100
こちらも常連本として4月から毎月登場しています。そろそろ全家庭に行き渡ったのでは?(笑)
この本についても、以前の記事に詳細をコメントしているのでリンクを辿ってみてください。
私の記事でも何度か参考図書として挙げさせていただきました。おすすめの本です。
7位 NEW! カリスマ家庭教師が秘策を伝授! 中学受験「算数」教え方のコツ
今月の7位は、私のランキング記事では初登場の本です。
こちらは発売自体は2019年の8月でしたが、中学受験のシーズンに併せて再燃しているのだと思います。
Amazonの要約によると、以下の算数8分野50単元をカバーする解説と240題が掲載されているそうです。
- 数の性質
- 割合
- 速さ
- 特殊算
- 平面図形
- 立体図形
- 水量変化
- 場合の数
共同著者は、中学受験専門カウンセラーで算数教育家の安浪京子さんと、同じく算数教育のプロの富田佐織さん。
発売当時情報ですが、このお二人は中学受験サポート会社のアートオブエデュケーション社の社長と部長という関係でもあります。
安浪さんは、ほかにもコラムや講演でもたまにお見かけしておりました。ほかにもたくさん著書がありますね。
今回ランクインした本のほかにも、直近の著書ではこちらとか。
こちらは現在Kindle Unlimitedで読み放題になっています。著者デビューにおすすめです↓
小学生の算数教育といえば、以前つまずきやすい算数の単元5つについて書きました↓
上記記事の「裏メッセージ」の項では、「解答が速いことだけでなく、自分の力で正しい答えを導き出せていること。また、自分の力を信じて諦めないこと」が算数では大事と書きました。
Amazonによると、安浪さんと富田さんのこの著書でも「理解+思考+解放スキル」が必要と説かれているそうです。このあたり、算数教育者に共通しているのだろうと感じました。
受験を控えている家庭の参考になれば嬉しいです。また、受験を控えていなくても、算数や算数で培う力はその後の人生にも役に立つので、小学生の算数は決して無視できないテーマだと思います。
8位 食べない子が変わる魔法の言葉
こちらは、2021年5月の記事以来2度目の登場です。
以前の記事に詳細をコメントしているので、気になる方はリンクを辿ってみてください。
ところで子どもの小食・偏食には深刻さの判定基準があるのでしょうか。大人ですら、毎日どころか週単位ですら食事バランスガイドに即した栄養摂取ができているとは思えません。
子どもの場合は、まっさきに成長への影響が気になるのだと思います。結局のところ、子どもの食事の質的な評価は、身長体重曲線との著しい乖離、歯の状態、言動など外から見える結果でしか判定ができないのではないでしょうか。
時間差でしかわからないから、「今」足りているのかがわかりにくくて、それがきっと不安なんですよね。
逆に、身長体重曲線からの乖離がない・歯は健康・気になる言動(すぐバテる・キレやすいみたいな)ことがなければ、小食・偏食をそこまで気にしなくてもよいのかもしれません。
少なくとも、その不安やいらだちを子どもに見せて不安を煽る必要はないと思いました。子どもが食べ渋るときに私がイライラしたくないだけですが。
私がよく使っている子どものおやつの本を参考に挙げます。
材料が食事でも使うものに近ければ、おやつが食事の代わりになってもいいと思います。この本に載っているものはどれも簡単でおいしいし、アレンジも効きます。
↑卵・乳製品を使わないのでアレルギー子さんにも◎
9位 「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法
9位は毎月常連の菊池洋匡さんです。今回は「珍しく」この1冊だけのランクインでした。
以前の記事に詳細をコメントしているので、気になる方はリンクを辿ってみてください。
菊池洋匡さんの新刊情報
先月の記事でも書きましたが、菊池さんの新刊11月にでるようです。予約受付中。
大人でも習慣の定着は難しいです。ましてや、子どもの習慣づけという難しいテーマに菊池さんがどうアプローチするのか、私も関心を寄せています。
私の子どもへの習慣化アプローチの失敗談(たいした方法も努力もしていない)はこちら↓
10位 改訂版 大学の学科図鑑
こちらは2021年7月から安定して登場しており今回4回目です。
以前の記事に詳細をコメントしているので、リンクを辿ってみてください。
まとめ
2021年10月1日時点のAmazonの「家庭教育」というジャンルの売れ筋TOP10と関連本をご紹介しました。
今回は10冊のうち初登場が3冊、そのうち2冊が今年発売の本でした。
そしてこのランキングウォッチを初めてから毎月登場している常連本(著者)が3冊。
『お母さんの自己肯定感』の松村さんと『子育てベスト100』の加藤さんと『小学生の子が勉強にハマる』菊池さんです。
私ももちろん全部読んでいます。常連さんの本は、どれもおすすめです。気になるテーマや著者に出会えたら、まずは試し読みから始めてみるといいと思います。
上でリンク貼っているもののなかでは、Amazon、honto、ebookjapan、紀伊国屋あたりは試し読みができるはずですが、Amazonが圧倒的に見やすいです。
次回のランキングはどれくらいシャッフルされるのか気になるところです。お楽しみに!