萩原麻友(ハギワラマユ)のブログへのご訪問ありがとうございます。
このブログでは、子育てや教育や進路に関する情報を発信しています。
この記事では、2024年7月に小5の長男と初めて行ったクルーズ旅行の費用全容を公開しています。
ダイヤモンドプリンセスの料金の仕組みも解説したうえで、私たちが実際に選んだプランの内容を紹介しています。
今回は初めてのクルーズ、しかも子連れでしたので、
予約するときに私は安いことよりもとにかく「楽」「安心」「気持ちの余裕」を重視しました。
この体験を踏まえて、また同じクルーズに行く場合の料金のシミュレーションもしています。
親子で、家族で、三世代でクルーズ旅行に行くなら、その予算のイメージづくりにご活用ください。
子連れクルーズの概要おさらい
今回は、このメンバーでクルーズに行きました。
私と小5の息子の2名
私たち親子が乗った船は、プリンセス・クルーズラインのダイヤモンドプリンセス号。
私たちが参加したクルーズのスケジュールはこのとおり。
日程:2024年7月20日~7月27日
期間:7泊8日
寄港地:長崎、済州島、鹿児島、清水
ダイヤモンドプリンセスの料金表を大公開
これが、私たちが実際に参加した旅程の料金表です。
一番左の列がお部屋のタイプ。
右3列は、料金プラン(あとで詳述)に応じたそれぞれの料金です。
いずれも部屋を2名で利用した場合の1名あたりの料金です。(つまり2名で利用なら2倍)
ただし2ベッドルームのファミリー・スイートは4名で利用した場合の1名あたりの料金。
表の一番下にある「租税、国際観光旅客税、手数料および港湾費用」は、一人あたり定額で加算されます。
ダイヤモンドプリンセスの料金プランの違い
プリンセス・クルーズでは、3種類の料金プランが用意されています。
あくまで私が申し込んだ時点でのプラン内容です。
時期や船によって変わる可能性がありますので、ご了承ください。
ベーシックな【プリンセス・スタンダード】
どの部屋タイプでも、これらはすべて自動的についてきます。
- 船での移動費
- 食費
- 宿泊費
- 船内アクティビティ
- メダリオンと専用アプリ
つまり、こちらが全部含められています。
ビュッフェとは別のメイン・ダイニングというカテゴリの5つのレストランでの食事も無料です。
メニューは日替わり。
どれもアラカルトで好きに頼めます。オーダービュッフェの感覚です。
未経験者が想像しうるクルーズに付属するものは、「飲み物」と「チップ」以外、だいたいこのスタンダードでカバーできます。
一部の特典付き【プリンセス・プラス】
プリンセス・プラスという料金プランでは、1泊あたり8,500円追加すると。。。
スタンダードプランのサービスに加えて、
- 1日US$15までのソフトドリンクとアルコール15杯
- 無制限インターネット(1名1台まで)
- クルーへのチップ
- カジュアル・ダイニングでの食事(クルーズ中2回まで)
- デリバリーサービスの利用手数料
- プレミアム・デザート(1日2個まで)
- フィットネス・クラス(クルーズ中2回まで)
- ジュース・バー(無制限)
こちらすべてを利用すると、1日あたり2万円相当になるとのこと。
正直、ドリンクもデザートも毎日そんなに頼まないという方には、メリットを感じづらい内容かと思います。
インターネットも、使うときだけ単独で購入できます。
ドリンクもデザートもインターネットも、途方もない使い方をしない限り、都度購入したほうがトータルでは安く済みます。
ただし船内での購入はすべてドル建て。
そして荒ぶるドル円相場。
予約時にパシッと円建てでプラン購入したほうが、せっかくのクルーズ中に余計なお金の心配をせずにすむかもしれません。
たとえばこんなドリンクやデザートが含まれます。
>>ドルで貯金していれば、そこまで怖がる必要はないですけどね
特典満載の【プリンセス・プレミア】
さらに、プリンセス・プレミアという料金プランでは、1泊あたり12,500円追加すると。。。
スタンダードプランのサービスに加えて、
- 高級カクテルを含む1日US$20までのソフトドリンクとアルコール
- 無制限インターネット(1名4台まで)
- クルーへのチップ
- カジュアル・ダイニングでの食事(無制限)
- スペシャリティ・レストランでの食事(クルーズ中2回まで)
- プロカメラマンが撮影する写真印刷3枚・ダウンロード無制限
- デリバリーサービスの利用手数料(無制限)
- プレミアム・デザート(無制限)
- フィットネス・クラス(無制限)
- ジュース・バー(無制限)
- メダリオン専用アクセサリー
- シアターの座席優先予約
こちらは、プラスと比べても盛り盛りのプランです。
都度購入したほうがトータルでは安く済むのでしょうが、円建てかつ盛り盛りインクルーシブなこのプランに事前加入しておくと、クルーズ中は余計な心配をせずに楽しめます。
これも一種の贅沢だと考えることができます。
7泊8日の子連れクルーズで実際にかかった費用
それでは、今回の私たちの旅行で実際にかかった費用をご紹介します。
- 部屋タイプ:ジュニア・スイート(中央)
- プラン:プリンセス・プラス
- 人数:2名分
- 期間:7泊8日
この条件で計算すると、
- クルーズ代金:360,500円x2名分=721,000円
- 政府関連諸税:12,825円x2名分=25,650円
2名分の合計:746,650円 となります。
が!
実は2023年9月30日までの【早期予約割引2倍】なるものを適用していたので、
なんと2人で16万円引きになり、
実際に支払ったのは586,650円です。
7泊分の海外旅行(食費抜き)に近い費用感でしょうか。
一人・1泊あたりで換算すると、586,650円÷7泊÷2名で約42,000円。
ジュニア・スイート&プリンセス・プラスなので、決して安くはないのですが得られたサービスや経験で考えると、高くもないと感じました。
なにせ初めてのクルーズ。子どもがなにをリピートしたいと言い出すかわかりません。
たとえば特定のソフトドリンクやデザート、フレッシュジュースやルームサービス、カジュアルレストランなど。
ずっと部屋にいたいとか言い出したかもしれません。(杞憂でしたが)
ジュニア・スイート&プリンセス・プラスにしたことで、だいたいのことは気にせず「いいよ」と言える安心感を購入したようなものです。
円建てで一括で払ってしまえるのが、ドル建て外国船のパッケージプランのメリットかもしれません。
実際、私が予約をした頃のドル円は140円台。そして旅行中は150円台でした。
これは結果論ですが、円安の影響を最小限にしつつ外国のサービスを受けられたと考えることができます。
とはいえ一回やってみて子どもの嗜好や船旅との相性もわかったので、
今度申し込むときはスタンダードにして都度課金にしてもいいかな、と思うところもあります。
私、お酒も炭酸も飲まないので。
(今回はインクルーシブに乗じて少しだけいただきましたが、シラフのほうが私は楽しめますね)
個別の都度課金だとドル建てになります。頑張って外貨を稼がないと。
>>1ドル130円の頃に書いた「外貨で稼いでそのまま貯金していてよかった話」
当初はもっと割安になるはずだった
余談ですが、
一人・1泊あたりで換算すると約42,000円だった今回の旅行。
実はこの予約をしたときは、私と長男・次男の3人で参加する予定でした。
だから広め&3人目割引のあるジュニア・スイートにしたという経緯があります。
もし次男がいたら総額は上がっていたでしょうが、
一人・1泊あたりで換算すると、31,400円くらいになっていたはずでした。
次こそは。
その他にかかった費用
上記クルーズ代金と政府関連諸税だけでも全期間余裕で楽しく過ごせるクルーズですが、
船内ではあれやこれやとほかにも誘惑とニーズがでてきます。
私たちの場合は、港から町へのシャトルバスと、船上のお土産とランドリーでした。
各地では、シャトルバスを利用しない選択肢もありましたがやっぱりお手軽でした。
済州島のシャトルバスは、西帰浦江汀クルーズターミナル(Seogwipo Gangjeong Cruise Terminal)と西帰浦毎日オルレ市場の間を往復で大人$20、子ども$10。
鹿児島のシャトルバスは、かごしまクルーズターミナルとウォーターフロントパークの間を往復で大人$25、子ども$12.50。
利用したシャトルバスの総額、$67.50。
長崎では利用せず、清水ではシャトルバスが無料サービスでした。
コインランドリーは、洗濯も乾燥も1回あたり$3.00でした。合わせて6回分利用したので、総額$18。
洗濯用洗剤は一箱$1.50。1回分にしては多かったので、分けて使いました。
別途、有料のランドリーサービスもありましたが私たちは利用していません。
いずれにせよ手洗いや部屋干しをフル活用できる人なら、かからない費用になります。
お土産もわざわざ船上でドル建てのものを買わなくていいなら、それに越したことはありません。
私たちは、留守番の家族用のお土産とメダリオン・アクセサリーを購入しました。
船内で使ったお金は、最後にまとめて請求されます。
最終的な精算時の総額は$231.84でした(カードで処理された日のレートで36,599円)。ほとんどが船内の売店での買い物です。
クルーズ代金と合わせて総額623,249円です。
あとは、各寄港地でもお金を使いました。
交通費、入場料、飲食、買い物、釣りなど。
どこかに観光にいったときにかかる相応の金額で、人それぞれかと思います。
寄港地で船外に出かけなければ、かからない費用です。
2025年日本発着のダイヤモンドプリンセスクルーズで料金試算
実はこのセクションを書くためだけに、この記事を書いたといっても過言ではありません。
まだクルーズ初心者ですが、すでにまた行きたいと情報収集を初めているところです。
私個人がクルーズのどういうポイントを押さえたら楽しめるか、一回体験してみてとりあえずの感覚が掴めました。
なので、仮に「来年また日本発着のプリンセス・クルーズに乗船するとしたら」というシミュレーションをしたいと思います。
私は4人家族ですがまだ誰が行くかわからないので、とりあえず4人・3人・2人バージョンを出します。
ただし私は結構勘違いが多いし数字の感覚もずれているので、ミスもあるかと思います。
こちらはあくまで参考にして、正確にはクルーズ販売店で試算してもらってくださいね。
このプランでシミュレーションしてみます
私たちが参加したコースが来年も予定されているようですので、また同じコースに参加するつもりで試算してみます。
プリンセス・クルーズの日本公式サイトから料金表をダウンロードできます。
ちなみにこちらのコース、私が知る限り2025に日本発着で予定されているダイヤモンドプリンセスのクルーズでは一番短いものです。
そして別記事の「もしダイヤモンドプリンセスで部屋を選ぶなら」セクションでも書きましたが、
共用エリアで過ごす時間が長いようであれば、内側の客室でも問題ないと私は思ったので、今回は最安値の内側客室でシミュレーションです。
家族4人のクルーズなら50万円台から
2024年8月30日までなら早期予約割引2倍が効くので、1・2人目は103,000円。
なのに3・4人目は118,000円という逆転現象が起こっています。(これあってる?)
ですので早割の時期に限ってですが、
4人で行くなら内側を2部屋とったほうがお得だし広く使えます。(部屋が離れてしまってもよければ)
クルーズ料金:103,000円x4人
政府関連諸税:14,175円x4人
チップ(事後精算):$16x4人x7泊xざっくりレート150円/ドル
合計:535,900円(1人・1泊あたり約19,139円)
次点で、早割で3・4人目のクルーズ代金が無料になるジュニア・スイート(前方/後方)の1室で全員同室にまとめるのもありです。
その場合は、合計が584,100円です。(ジュニア・スイートはチップの日額が1ドル増えます)
家族3人のクルーズなら40万円台から
2024年8月30日より前なので、早期予約割引2倍を適用できます。
1人目クルーズ料金:103,000円
2人目クルーズ料金:103,000円
3人目クルーズ料金:118,000円
政府関連諸税:14,175円x3人
チップ(事後精算):$16x3人x7泊xざっくりレート150円/ドル
合計:416,925円(1人・1泊あたり19,853円)
家族2人のクルーズなら20万円台から
2024年8月30日より前なので、早期予約割引2倍を適用できます。
1人目クルーズ料金:103,000円
2人目クルーズ料金:103,000円
2人分の政府関連諸税:14,175円x2人
チップ(事後精算):$16x2人x7泊xざっくりレート150円/ドル
合計:267,950円(1人・1泊あたり19,139円)
二人だと3・4人目割引の恩恵はないし、部屋も2人仕様のものがほとんどなので、単純に予算に合わせて選べますね。
まとめると、1人・1泊あたり2万円弱から毎日食べ放題(フル・コース含む)、宿泊費、移動費、アクティビティが全部込みの1週間を送れるということです。
かなりお得なのではないかと思います。
公式サイトには、他にもいろんな日程とコースが掲載されているのでいろいろ見比べてみてください~
そして実はまだまだお得な方法があります。
お得にクルーズ旅行ができる節約の方法
お得にクルーズ旅行に申し込むには、とにかく早めに予約しましょう。
これに尽きますね。
早期予約割引2倍
私も活用した早期割引です。
2025年発着分は、いまのところ2024年8月30日までやっています。
早期予約割引
こちらは11月29日までの適用。値引き額は、上記の半額です。
3~4人目特別料金
こちらも11月29日までの適用。
ジュニア・スイート以上の部屋限定の割引。6人定員のファミリー・スイートは、5~6人目が対象になるそうです。
リピーター割引&特典
日本発着クルーズ限定のリピーター割引もあります。早割との併用可。ただし適用期限は8月30日の予約まで。
また、乗船の回数に合わせて特典がグレードアップしていきます。
個人的に欲しい特典は6回以上(または51泊以上)スタートのWi-fiパッケージ5割引や下船時の専用ラウンジあたりかな…
16回以上(151泊以上)乗船すると当日仕上げクリーニングが無料になるのもなかなかです。
楽天ポイントを貯める
これを書いている今だけですが、公式サイトではこんなキャンペーンもやっています。
持っていない方は、楽天ポイントカード(クレジットカードじゃなくてもいい)を準備です。
メルマガ限定のセールを利用
これはプリンセス・クルーズに限ったことではなく、
旅行時期に近づくとたまに見かける気がするのですが、
船の稼働率を上げるために直前の割引セールがあったりします。
あるときは、10泊で日本を一周するクルーズ(内側・定価167,000円)が3割引の116,000円になるという案内が、実際の旅行の3ヶ月前にありました。
公式サイトのメルマガに登録しておくと、届きます。
キャンペーンのお知らせもあるので、登録しておいて損はないですね。
寄港地で観光しない
寝ている間にあちこち寄れるのが船旅の良さではありますが、全く観光しないという考え方もあります。
特に、体感ですが寄港中の船内は空いていて、普段よりまったり快適に過ごせます。
だからこそどこにも下船せずに、ずっと船内のオールインクルーシブを堪能するという選択肢も私はおおいにありだと思います。
ダイヤモンドプリンセスで7泊8日子連れクルーズにかかった費用のまとめ
書いているうちに情報てんこもりになってしまいました。
当初よりも割高になってしまった私たち親子のクルーズですが、私も長男も総じて大満足。
またやろう、と降りる前から言っていました。
今度も同じ船xコースか、それとも他の船も比べてみるか、いや海外発着にするか。
あれこれ調べて悩む楽しみも増えました。
プリンセス・クルーズ以外にも選択肢はありますので、ぜひいろいろ見比べてみてくださいね。
私たちのクルーズ旅行に関する記事は、ほかにもいろいろまとめています。
毎日少しずつ読めるように、約1ヶ月のメルマガ体験記を作ってみました。もしよかったらご登録ください。