2020年4月から小学校1年生になる我が家の長男。
今年は新型コロナウイルス感染拡大による情勢変動により、まだ発表されていませんが入学式や始業が危ういのではないかと予測しています。
現に、仕事でかかわっているアメリカの私立校は軒並み5月・6月まで登校禁止(オンライン授業への移行)を発表していっています。(2020年3月中旬時点)
まだまだ情勢は変わり続けると思いますが、どう転んでもいいように想定しておきたく、保育園と小学校の間の空白期間の過ごし方をまとめてみました。
どちらかというとお金や手間をかけずに、いかに工夫を楽しんで空白期間を乗り切るか、にフォーカスしております。
なぜ4月1日から学童利用しないのか
私は主婦業と自営業の両立をしているので、3月末までは保育園を利用、4月1日からは自宅保育(家庭教育)状態となります。
次男は、4月以降も引き続き保育園利用予定です。(営業継続してくれれば。)
長男はいいヤツなんですがとてもセンシティブな性格で、卒園や入学という変化が伴うこの時期、毎日お腹が痛いといって過ごしています。
なので、自分から学童に入りたいというまでは、自宅で仕事をしながら見てみようと思った次第です。
大人びているのに甘えん坊な長男。過ごし方のルールと甘えん坊モードの時間さえ決めてしまえば、同じ空間にいながら私は仕事・長男は勉強や遊びを両立できる(はず)。
私の創意工夫力と忍耐が試される期間になりそうですが、お互いのことをよく知るよい機会と捉えたいと思います。
一日のスケジュール(予定)
感染症対策が始まる前はもう少し長時間預けていたのですが、人数が多い部屋で過ごすリスクをへらすために、暫定的に短時間で預けています。早番と遅番は異年齢合同保育の園です。
3月末まで:保育園がある平日
-朝- 7:00 起床 8:15 私と子ども二人、家を出る 8:30 登園→私は仕事 |
-夕(習い事がある日)- 15:00 降園 16:00 習い事 18:00 帰宅、ご飯 19:00 風呂 20:30 子ども部屋にin(すぐに寝ない日もある) |
-夕(習い事がない日)- 17:30 降園 18:00 帰宅、ご飯 19:00 風呂 20:30 子ども部屋にin(すぐに寝ない日もある) |
4月以降:保育園はあるけど小学校がない平日(予定)
保育園があるうちは仕事に専念することができていたのですが、4月1日から授業が始まるまで、仕事しながら長男を見ることになります。
学校がいつ始まっても良いように、生活リズムを合わせて早速シミュレーションをしてみました。
6:30 起床 7:30 私と子ども二人、家を出る 8:00 次男登園→長男と私は散歩をしながら自宅へ 8:45 1コマ目(45分)、以降15分休憩を取りながら 9:45 2コマ目 10:45 3コマ目 11:45 昼食準備 12:15 昼食、片付け後散歩 13:45 4コマ目 (習い事がある日はここまで) 14:45 5コマ目 15:45 6コマ目 16:30 散歩をしながら次男のお迎えへ 17:30 降園 18:00 帰宅、ご飯 19:00 風呂 20:30 子ども部屋にin |
こうしてみると、一日あたりどれくらいのアクティビティを用意しないといけないか、時間的な目安がわかりますね。
習い事がない日は、一日6コマ分。
習い事がある日は、一日4コマ分。
では、コマをなにで埋めていくか、次から考えていきたいと思います。
過ごし方の基本的な方針
行動計画を立てるときは、なんでもそうですが、目的と期間が必要になります。
今回は、期間が読めないが難しいところ。
目的は、
- 集団生活からいきなり自宅生活に切り替わることによる精神的な不調和を和らげる
- 運動不足にならないように意識する
- 早寝早起きと食事の生活リズムをキープする
- 長男と母の貴重な二人きり期間とコミュニケーションを楽しむ(衝突も含めて)
そしてこれは「できれば」の目的。
- せっかくなので学校では学べないテーマやアクティビティを取り入れる
こういうときに先取り学習とか考える方もいるんでしょうけど、逆に学校では学べないことをやる時間にする、という考え方もあります。
我が子に限っていうと、あまり小学校を意識しすぎると長男のメンタルが保てない気がするので、彼が安心できる過ごし方を二人で探したいです。
また、私が仕事をしながらなので、できる限りつきっきりじゃなくてもできること。
そして、お金がべらぼうにかからないことを探したいと思います。
私の子どもへのお金のかけ方はこの記事にも書いてあるとおり。
お金をかけられる方や、より良い選択肢がある方はそちらをおすすめします。
この記事ではどちらかというと、お金や手間をかけずに、いかに工夫を楽しんで空白期間を乗り切るか、というのが主旨です。
さて、空白期間までの準備期間があと2週間。
どんな風に迎えるのでしょうか。
取り扱いたいテーマ
私は、いろんな教育法のいいとこどりをしたいと思いつつも、モンテッソーリに傾倒しているところがあります。なので、モンテッソーリ教育の5領域を参考にします。
- 生活
- 感覚
- 数
- 言語
- コスミック(モンテ的な概念ですが、砕くと社会と理科のようなものです)
上記とからめて、この時期、特に意識しているテーマは以下の点です。
- 交通安全
- 歩行者の交通事故は小学校1−2年生が有意に多いそうです。
- 不審者対策・留守番の練習
- 一人行動が増える前に。
- 料理や家事
- 家時間が増えるからこそ、じっと取り組める。
- スマホを持つ心構え
- まだ持たせる予定はありませんが、急に必要になったときのために。
- 情報リテラシー
- いろんな情報が飛び交ういまだからこそ、情報の取捨選択や心の持ちようを見せる。ただし、敏感な子なので様子を見ながら。
上記をすべてやろうとか、これがすべてだとかは考えていません。子どもの興味も移り変わるので、それに応じて変化していくと思います。
もし、読者さんのなかにも同じような時間があるようでしたら、ぜひご家庭ならではのテーマ集を作ってみてください。
さらに根底にある我が家の教育方針はこちらの記事にもまとめています。
自宅にあるリソースを棚卸し
せっかくお金や時間をあまりかけずにやる、という方針なので、今すでに持っているものはフル活用する覚悟です。そのためにも、家庭教育に資する可能性がある、今あるもの/ないものを棚卸しします。
自宅にあるもの | 自宅にないもの |
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各家庭によって、用意できるもの・できないものに差があるのは当然です。限界と可能性を知るためにも、こうして使えるものを書き出してみるとアイディアが沸いてきます。
アクティビティ案
1コマ=45分とはしたものの、6歳児がいきなり45分も集中してなにかに取り組めるとは考えていません。一人だと、15分集中できれば良い方でしょうね。
ですので、10-15分程度のアクティビティを各コマ3つ用意しておくくらいの気持ちでおります。せめて45分は自走してくれないと、私も仕事が回りませんので。。。
そして、1日1コマはフリータイムにします。やりたいならゲームをしてくれてもいい時間です。我が子の場合は、ある程度の自由と規律がバランス良く混じっているのがうまくいく気がします。
- 屋内でできること(デジタル版)
- オンライン英語(要検討)
- 動画視聴(NHKとか)
- キッズ動画の体操・ヨガ・ダンス
- 空手動画で型の練習(空手を習っているので)
- バーチャル美術館・博物館
- バーチャル観劇
- 親戚や友人とオンラインチャット
- スイッチでマインクラフト(要購入検討)
- タブレットで知育系アプリ
- Google Earthで世界旅行
- タイピング練習
- 屋内でできること(アナログ版)
- 日記や手紙を書く
- 絵本
- パズル
- ドリル
- あやとり
- 辞書引き(あまり我が子には向いてなさそう)
- 工作・お絵かき・レゴ
- 歌の練習
- 料理・献立づくり
- 家事
- 屋外でできること
- 公園(私はテザリングで仕事もできる)
- 最寄りの100均・本屋・スーパーで買い物(多くても3日に1回)
- ポストに郵便を出しに行く
- 庭掃除
- 縄跳び
- 実験
- モチベーションをキープするために
- 各コマ消化ごとに、シール。溜まったらご褒美とか。
- 各アクティビティのタイムを測定。
オンラインアプリや教育サービスの記事は他にもたっくさん出ているので割愛しますが、私の場合は”(興味あるテーマ) 動画”や、”(興味あるテーマ) アプリ”などのキーワードで探します。
おまけ:英語でアイディアを調達する方法
海外のリソースのほうが豊富なことが多いです。英語で検索すると選択肢が増えるので、参考までによく使うキーワードも載せておきますね。
- 無料=free
- おすすめ=best
- ランキング=ranking, best
- 子ども向け=children’s, for children
- 幼児=toddler, preschooler, kindergarten
- アプリ=app
- 動画=movies, videos, channels
- 絵本=children’s books
- ゲーム=games
- ドリル=worksheets
- アクティビティ=activities
普通にGoogle検索、画像検索、YouTube、Instagram、Pinterstあたりで検索すると、欲しい情報が見つかるかもしれませんよ。
理想的な一日のイメージ
これまで書いたことを踏まえて、理想的な一日をシミュレーションしてみます。
太字にしたところが、肉付けしたところです。
6:30 起床 7:30 私と子ども二人、家を出る 8:00 次男登園→長男と私は散歩をしながら自宅へ その日に取り組みたいアクティビティについて話しながら、小学校まで行って帰る 8:45 1コマ目(45分)、以降15分休憩を取りながら お友達に手紙を書き、デコレーションする 9:45 2コマ目 庭で草抜きとゴミ拾いと土いじり 10:45 3コマ目 動画視聴(探究学舎とかN◯Kとか) 11:45 昼食準備 12:15 昼食、片付け後散歩 郵便局で切手を買って、手紙を出す 13:45 4コマ目 (習い事がある日はここまで) 遠方に住む親戚とビデオチャットをする 14:45 5コマ目 フリータイム 15:45 6コマ目 英語アプリで遊ばせる 16:30 散歩をしながら次男のお迎えへ 交通ルールや不審者対策を繰り返す 17:30 降園 18:00 帰宅、ご飯 19:00 風呂 20:30 子ども部屋にin |
上記はあくまで「理想的」なパターンであることを強調します。ここまで私が毎日介入していたら、さすがに回りません。私のキャパはその程度です。
理想は1日の始まりに、その日のメニューを本人に決めてもらい(もちろん私が承認する)、それを自分で順番にこなしていく感覚を体験してもらうこと。
まだ難しいでしょうが、それはそれで、何でも工夫なしに自然にできることではないことを実感してもらえば成功かと。
最初は、くじびき方式でもいいかもしれませんね。
ハマるものがあれば、学校が始まってからも家庭学習に取り入れたいと思います。
追記。保育園最終日を迎えて。
少し時間ができたので、翌日からにそなえて飲食店ぽいメニューを作ってみました。
本人の気が向く順番に、コマごとに1~3つ程度、メニューを選んでもらうイメージです。
長男にとって、自由とルールが心地よく共存するバランスを探っています。
ファイルにいれたので、ホワイトボードマーカーで数字やチェックや◯を書いたり消したりして再利用できます。
各Timeの名前は笑っちゃいますが、子どもの好きなものを挙げてみました。それぞれ、上に挙げたテーマにゆるくまとめられています。
フリーTimeは、きっと自分でなにか考えてくれるでしょう。
まゆさんTimeは、買い出しや散歩や送迎のことです。
およそ2日に1回は、ポイントがたまって、なにかいいことが起きる設定になっています。
時間は、時間割を設定してチャイムが鳴るアプリで管理します。
さぁ、どうなることでしょう。楽しみ半分、不安半分です。
さらに追記。4/7緊急事態宣言を受けて。
上記のとおり、4/1から数日やってみました。
朝予定を立てるところまでは、意欲的にやってくれます。(性格の読みどおり)
それどおりに一日こなせるかというと、やはり難しいです。
そのときの気分に流されます。
これも予想どおりでしたけどね。
さぁここからどうやってアジャストしていくか。。。という局面からの非常事態宣言でした。
4/7の情勢変動により次男(新年中)の保育園も臨時休園が決まり、長男(新小1)の入学式&始業延期も決まりました。
二人を自宅保育となり、この新体制では上記までに書いたようなやり方を大きく変えなければいけません。
まだ試行錯誤中ですが、パターンが見えたらまた別記事を立てたいと思います。