この記事では、RISU算数を始めた小1男子が最初の1ヶ月でどれだけ進んだかについて書きます。
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RISU算数を試した小1のプロフィール
まずは、RISU算数を試した小1の長男の算数やタブレット学習に係る習慣と理解度について書いておきます。
低学年のうちは発達や理解や興味の段階がまちまちだと思うので、レビューを読んだり導入を検討したりする際の参考にしてください。
こちらの記事でも触れましたが、長男のコードネームはUG(ユー・ジー)です。
いまは小学校1年生の12月(2学期終盤)で、まだ教科の得意不得意は目立ちません。
ちなみに好きな教科は「生活」。
現在の趣味は、自由工作。インスタもやっています(親管理)。
興味をもったことには気が済むまで取り組みたくて、自学自習にも意欲的。
ただし、自主的でないもの(宿題とか)はとことん要領よく済ませたいタイプです。塾も通信教育もやっていません。
今のところ、最低限(宿題)はこなしてくれているので私も生暖かく見守っています。
おとなしく机に向かっているときもあるけど、それ以上に活発で、外出も大好きです。
実力テストでは●つのステージをスキップ
RISU算数のタブレットが届くと、最初にレベル判定のための実力テストがあります。(参考:未就学児向けのRISUきっずには実力テストがない)
このテストはやり直しが効かないのですが、初めて操作するUGに任せると実力以下に判定されてしまう恐れがあったので、私が入力しました。
今回の実力テストでは、2つのステージを飛ばすことができました。この2つのステージは、「かず」と「とけいのよみかた」という単元です。
実力テストは結構問題数が多くて、親が入力を手伝っても全部で30分くらいかかりました。
親子の時間と気持ちに余裕があるタイミングで取り掛かることをおすすめします。
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初日にステージを●つクリア
普段からタブレットやニンテンドースイッチなどの端末操作に慣れているからか、UGはすぐに操作を覚えました。(最初に、簡単なチュートリアル(機能説明)もあります)
そして、サクサク問題を解いていきました。
そして初日のうちに、ステージを1つクリア。
ステージをクリアすると私宛にこんなメールが届きました。普段は目を離していても、子どもの進捗がつかめていいですね。
その後も、UGはモクモクと自分のペースで取り組んでいきました。
問題を解きたくなるRISU算数の仕組み
RISU算数には、子どもが問題に向かい続けたくなるような仕組みが散りばめられています。
ご褒美制度
これはよくある制度ですよね。問題を解くごとにポイントがたまり、そのポイントで景品と交換できるものです。
私も昔、某社教材のシールと景品を目的に課題をやっていました。古典的だけど、習慣づけには有効な仕組みです。
でも今どきだなと感じたのは、景品の選択肢にiPhoneがあったこと。
ただしiPhoneと交換するための25万点は、全93ステージをクリアしてやっと到達できるかどうかくらいのポイントです。
UGの性格では、そこまで貯まる前に他のものと交換してしまうと思いますが、iPhoneの存在に俄然やる気になっていました。スマホをまだ持っていない小1男子には刺激的です。
このポイントは、問題を解くとき以外にもポツポツと貯まるようになっています。
たとえばログインするだけでも。
UGは開始後4日間で、1051点貯まっていました。
そして、ステージも2→3→4→5まで進んでいました。
たまに息抜き問題
問題をクリアしていくと、不定期に「カギ」が手に入ります。
この「カギ」の数が規定に達すると、スペシャル問題が出てきます。
スペシャル問題は、頭を使う謎解きパズルのようなものが出題されます。
これは普段のドリル的な問題とは性質が違うので、飽きっぽいUGにとっては息抜きで楽しみになっているようです。
変化球
私が面白いと思ったのはこちらの仕組み。
不定期に、答え合わせに異変が起きます。
全問正解かと思ったら…
実は答えが間違っている。でもどれが間違っているのかわからないから、全部見直さないといけない。
一筋縄では行かないのが面白いですね。
先生動画
RISU算数には、先生が出演する動画が進捗に合わせて配信されます。
残念ながら、UGには響かなかったです…
RISU算数で最初の1ヶ月にこれだけ進んだ
まとめると、最初の1週間だけでステージ2から5まで進みました。つまり、3つのステージをクリアしたということです。
ステージは一つずつ順番に上がっていくのではなく、上の写真のように、ステージ1「かず」をクリアするとステージ2「たしざん①」とステージ9A「100をかぞえよう!」の2つのステージが解除れます。逆に、直前のステージをクリアするまでは、次がなんの単元なのかも見ることができません。
先を見通せるのも、早くステージをクリアしたい気持ちを促します。
ちなみに、HPではこのようにステージの単元一覧が載っています。
あれ?急に全く利用しなくなった
その後、「今日はRISUやったの?」「まだ(いずれ、やる)」という不穏なやりとりが続きました。
すると、ある日こんなメールが私宛に届きました。
どうしたことか、最初の1週間のやる気が嘘のように、UGはタブレットに寄り付かなくなっていました。何があったのでしょうか。
RISU算数を継続するための仕組みと相性
上のメールにも書いてあったとおり、短時間でも週に1〜2回できる習慣をつくることがRISU算数の継続への道です。
このメールが来てからも1日に1回、私はUGに「最近やってないね、ちょっと開いてみる?」とさりげなく(?)声をかけ続けました。
でも我が家では、UGに習慣づけることができませんでした。その理由について考察します。
UGがRISU算数を続けられなかった理由
私がそもそもRISU算数に期待していたのは、効率的な順番で学べるように設計されているので、寄り道・回り道が少ない点でした。
そのため、親から子どもへの干渉はほとんど必要なく、自動的に軌道を保ってもらえるということです。
ただし、UGにとってはそれが裏目に出ました。
UGは、自分の興味に応じて単元を行き来できないことを窮屈に感じていたようです。この点で、私の力ではUGに毎日少しずつやらせることが難しくなり、我が家では継続を断念しました。
これはやってみて初めてわかったことでした。
我が子について新たに発見したこととは
今回のお試しを通してUGを観察していて、改めて発見したこともありました。
どうやらUGは満点をとることに執着がなく、感覚的に7割くらいマスターできたと思うと次に進みたくなるようです。思えば、これは算数に限ったことではなく、他の教科でも勉強以外のことでもその傾向がありました。
私は、算数の習得には順番が大事だと思っています。かけ算は、たし算の応用ですし。
ところがUGは、市販のドリルも難しいところから解こうとするし(そして頻繁にリタイアもする)、好きな問題だけを先にやってしまい、全然順番通りに進めようとしません。
そしてある程度わかった気になると、どんどん別の新しい景色を見たくなったり、知らないことに挑戦したくなっています。そうなると、もう止められません。
大人が先回りしてペース配分をしようとしても、全く聞く耳持たないのです。(私が弱いだけ?)
たとえば、まだ1年生のたし算も引き算も終わっていないのに、突然かけ算をやりたがったり。
この写真のワークは、UGが急に「かけ算ドリル」がしたい!!!と騒ぐので、知育系のプリントサイトから印刷したものです。特に先取りを意識しているわけではないのですが、UGは動画などの知識で興味を持ち、試しては次に移っていきます。私は追いつくのに精一杯。
おそらく、RISU算数も最初は興味に乗って進んでいたけど、1週間で本人のなかである程度「わかって」しまったのでしょう。
このUGについての仮説は、今回のお試しを通してより深まりました。お試しがお試しで終わってしまっても、そこには得られるものがあります。
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UGにRISU算数が合っていたポイント
今回のお試しで改めてわかったのは、RISU算数は学びの”穴”を埋めるのにすごくいいということ。
UGは、返却される算数ドリルを見ていると60-100点とかなり幅があり、ミスも多く、完璧には程遠いです。本人は全く気にしていませんが。(ミスを恐れないのはいいのだけども)
なので、100点を目指すためにはRISU算数のような取りこぼしを防ぐ仕組みがぴったりだと思いました。
また普段はUGになにかを強制しようとすると喧嘩になってしまうので、親が介入せずにRISU算数が自動で次の問題を決めて出してくれるのは、親子関係を円満に保つのにも本当に助かります。
(それなのにUGはお気に召さなかった…これを選んでくれていたら私は楽だったのに…惜しいよUG…)
もしかすると、UGには早かっただけかもしれない。もう少し自分の衝動をコントロールできるようになれば、再チャレンジしてもいいかもしれない、とも思います。
こんな子に特にRISU算数をおすすめしたい
我が家では結果的にRISU算数を継続断念しましたが、発見も結構ありました。
RISU算数はこんな子に、特に向いていると思います。
- ドリルを1問ずつ、1ページずつ飛ばさずに進めることに抵抗がない
- 補習塾や進学塾に通いたいけど、時間や場所に縛られたくない
- なんらかの理由で登校ができないけど、算数をやりたい
- 何らかの理由で海外の教育を受けているが、日本の算数をやっておきたい
- 学校の算数についていけない
- 学校の算数に自信がない
- 学校の算数を先取りしたい
- ペーパーレスに勉強したい
- 親に細かい指図をされたくない
RISU算数では先取りも可能ですし、コツコツできる子には特に向いています。ただし、UGのように興味に応じてつまみ食いをしていて気づいたら伸びているタイプには窮屈かもしれないです。
うちの子には向いているかも!と思われたら、まずは子どもとRISU算数の相性を試してみましょう。
お試しで、RISU算数という教材の特徴を知ると同時に、子どもの向き不向きがはっきりして、今後の家庭教育の参考にもなります。
>>実はシンプル!?『RISU算数』のお得な「始めどき」と「辞めどき」
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