お子さまをインターナショナルスクールに通わせている保護者さんからご質問をいただきました。
普段は直接メールでお返事しています。でも今回はメールアドレスが不通でしたのでこの記事でお返事に代えさせていただきます。
どうか、ご質問者さんに見て頂けますように。
英語を伸ばすときに重視するのは?
本文は掲載しませんが、ご質問の主旨はこのようなものでした
保護者さんからのご質問内容
- 子どもが現在インターの初等部に通っている(すでに数年以上)
- 英語が好きなので、英語を伸ばしたい
- 英語の塾などを探している
- 英語を伸ばすにはこれから何を重点に置けばいいでしょうか?
インターに通われていないお子さんでも、家庭教育などで標準以上の英語力を持っていれば、参考になるところがあるかもしれません。
英語の塾にもいろいろある
インターに数年以上通っているようですので、学年相応の学習英語力(Academic English)は備わっていると仮定してお答えします。
そのようなお子さまには、巷の「子ども英会話教室」では周りや内容のレベルがあわなくてつまらないでしょう。
その場合は、「英語の補習塾」や「英語で興味関心を伸ばす講座」、そして長期休みの際の「サマースクール」などが候補にあがるかと思います。
たとえば日本の学校に通う子も、学力や興味関心に応じて「補習塾」や「進学塾」、「プログラミング」や「作文教室」などから選択をしますよね。
インター生にもそんな風に、選択肢があります。しかも英語も日本語もできるなら全世界から選べます。
インター生の英語を伸ばすための選択肢
- 補習目的の塾
- 興味関心を伸ばせる講座
- 海外進学用の試験対策
- サマースクール
- 短期留学
私も幼いうちから国内外のホームステイやサマースクールに参加していました。
重視するのは目的
実際は、希望する進路に沿った選択をすることになります。
たとえば海外校を受験するのか、国内で教育を継続するのかによっても前提条件が異なります。
インター生の英語を伸ばすときに重視するのは将来の目的です
- 学校の成績を上げたいのか
- 進学の準備をしたいのか
- どんな興味関心を伸ばしたいのか
目的がなんであれ、今は通信教育やオンライン講座など選択肢は豊富ですので、予算・レベル・希望に応じたものが見つかりやすいです。
脱線しますが、私がインターに通っていた1990年代後半は、まったく選択肢はありませんでした。
今の国内インター生は、世界中の塾や教材や講座へのアクセスが可能になっています。本当に素晴らしい時代です。
ご質問者さんのお子さまにも、現在の学力や興味関心(伸ばしたい分野)に応じた選択肢がきっとあります。
これまで書いてきた記事ですが、これは選択肢のほんの一部です。
【2020版】アメリカ名門校のサマースクールのオンライン開催情報まとめ
アメリカの名門校アンドーバーのサマースクール情報まとめ【オンライン&現地開催2021】
ご希望を詳しくお聞きしていないので、これ以上具体的なお話ができなくてすみません。
ここまでで、もしわかりにくかったことがあれば気兼ねなくお聞かせください。
日本語も忘れないで
インターに通っていると、漢字、日本史、社会などの知識と、作文や読解などの日本語運用経験が圧倒的に不足します。
また、地元の公立小に通っていないとご近所友達ができにくいです。
私のインター経験談(一番読まれています)にも書いております。
私は、自分の故郷であるはずの日本や地元に全然「つながり」を実感することができませんでした。回り回って、それは自信喪失につながりました。(詳しくはプロフィール参照)
やっと日本でやっていける自信が少し芽生えたのは初めてアルバイトをした18歳のときでした。
そんな経験から、日本で生まれ育っているインター生には、ぜひ日本語や地元とのつながりを持ち続けてもらいたいと思っています。