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「英語ができない親は子どもをインターに通わせられない?」というご質問

インターナショナルスクール
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私が7年間通っていたインターナショナルスクールの記事を読んだ保護者の方から、ご質問をいただきました。実はこのようなご質問は複数いただいていたので、私の考えをここで共有したいと思います。

英語力に自信がない親御さん

個人特定できないように、(カッコ)内はこちらで編集しておりますが、その他はそのままです。

質問者さんには許可をいただいております。

初めまして。

(インターナショナルスクール)についてネット検索していて、こちらのブログに
たどり着きました。

教えて下さい。

現在、インタースクールに通う(子)がいます。

(幼稚園)にあたる歳です。

このまま今のスクールの初等部に進むか、
(別のインターナショナルスクール)を、、、悩んでいます。
あまり(インターナショナルスクール)の情報が分からず
どうしようかと考えているところです。
そこで教えて欲しいのですが。。。

日本語で問い合わせ可能かどうか。

説明聞いたり、見学はできるか。

入学に関して子供の英語力はどの程度必要か。

また親の英語力必要か。 よろしくお願い致します。

答え:心配ありません。

上記の方が見た記事はこちら。
インターナショナルスクールに7年間通った私が質問に答えます

以下が、上記の方に向けた私の答えです。

(インターナショナルスクール)には日本人スタッフが事務局におりますので、
問い合わせ対応は英語なくても心配ないです。

オープンハウスなどのイベントもありますし、
見学も問い合わせたら個別対応可能なはずです。

まずはHPからメール問い合わせ(日本語で)をお勧めします。

入学時点での英語力ですが、すでにプレスクールに通っているようでしたら、そこまで心配ないと思いますが、懸念あるようでしたら、その点も問い合わせ時に正直に聞いてみてもよいかと思います。

ESLもある学校なので、学校からしたら英語力以外の側面でも判断するはずです。
また、同時期に同学年に入学したい子がどんな子か。
内部進学がどれくらいいて、空き枠がどれくらいあるか。
そんなところも、要素になるかと思います。

親の英語力はあるに越したことはありませんが、なくてもなんとかなります。
お子さまもすぐに通訳できるくらい育ちます。
もしお母さまにその気があれば、少しでも英語力を磨く努力を続け、その姿をお子さまにも見せられると素敵ですよね。
親御さんの語学力が、お子さまの進学先を限定する要素になることは避けたいです。

あくまで限られた情報を頼りに導いた私の主観ですので、
実際はしっかりお子さまやご家族と話し合って出た結論が一番だと思います。

少しでもお役に立てましたら幸いです。

補足:気にするのはそこではないのでは

いくつかご質問をいただきましたが、今回気になったのは、「親の英語力」について。

この方に限らず、ほかにも似たようなご質問を複数いただいています。
インターを検討している子育て世代には気になる話題のようです。

でも実は、少し違和感を覚えています。

そもそもなぜ気になる、親の語学力

子どもの進学先を決めるにあたって、なぜ親の英語力が気になるのでしょうか。

その裏には、どのような思いがあるのでしょうか。

たとえば、私の限られた想像の範囲ですが、
「親として、先生とコミュニケーションするのは当然のこと」
「親として、子どもの持ち帰るプリントをすべて把握しないといけない」
「親として、他の親ともコミュニケーションを円滑にとらないといけない」
「子どもがかわいそうだから」
「自分の親は英語ができたから/できなかったから」
などが考えられます。

もちろん、頂いているご質問文だけでは到底判断できませんし、
全然事実とかすってもいない可能性のほうが大きいです。

私は心理学者ではありませんし、勝手な仮説を立てています。

それでもやはり、
お子さまの進学先とお母さまの語学力との関連はあまりないように思うのが、私の正直なところです。

私の両親は英語力不明

私の両親は、平均かそれ以下の英語力でした。
英語を話すのをほとんど聞いたことがないので、実際はどれくらいなのかわかりません。
少なくとも苦手意識はあります。
発音もなまりも日本人です。

私が在学中は、両親二人ともほとんど学校に寄り付きませんでしたので、先生や父兄との交流もかなり限定的でした。
それでもどうしても必要なときは、私が先生との間に入り通訳をしたり、プリントを翻訳しました。

学校には日本語を話す事務員が必ずいます。
でなければ地域や行政との必要なやり取りができませんので。
子どもに聞いてもわからないことは、よっぽど大事なことであれば学校に電話して日本語スタッフと話すこともできます。

コミュニケーションは、日本語の学校でも当然ある課題です。
インターだと語学や文化の違いで難しい面もあるでしょうが、逆にインターのほうがやりとりしやすい面もあるでしょう。

インターから単身で高校留学した私ですが、語学力があっても難しいことだらけでした。
でも日本の学校に行っても相応の悩みはあったと思います。

>>私のボーディングスクール生活を振り返った記事

私の親が英語できて、社交的だったら、なにか違ったのかもしれませんが、
そんな「たられば」論でしたらいくらでもできます。

私が本当に大事にしたいこと

私は英語はできますが、例えばドイツ語はできません。
それでももし自分の子どもをドイツ語学校にいれたいとなると、それはよっぽど事情があるはず。

そこまでしていれたい学校であれば、自分もドイツ語を習うなり、学校関係者で英語か日本語ができる人を探すなり、エージェントを雇うなり、味方を付けます。

子どもにとって本当に必要だと信じているのであれば、できない言い訳を探している場合ではないんです。

大事なのは、発生する課題に親としてどう向き合うか。
それを子どもにどう見せるか(あるいは見せないか)。
困難を、いかに親子で成長する機会として捉えるか

>>インターナショナルスクールの保護者が英語力を上げるためのオンライン英会話を厳選しました

ちょっとした視点の切り替えで、不利な側面もポジティブに受け止められます。

私は、親の不安や気後れが、子どもにとって最適な進学先選びを限定する要素になってほしくないのです。
最初はディスアドバンテージに感じることでも、子どもがカバーしてくれるように逞しく成長する機会になるはずです。

親子で成長できる進学先が見つかるといいですね。

ちなみに我が家は両親とも英語ができるけども、子どもをインターにいれない選択をしています。

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