以前書いたインターナショナルスクール小学校3年生の成績表の記事の続編です。
私はその昔、国内の老舗系のインターナショナルスクールに小2から中2までの7年間通っていました。
私の当時の成績表が実家から出てきたので、記事にまとめておいておこうと思いました。
予めお断りしておきますが、これは2000年前後の記録です。(もう20年以上も前!!)
この1~2年後、つまり中3のときに私はアメリカのボーディングスクールに単身留学、さらに19歳のときに東京大学の帰国子女入試を受験して合格することになります。
この中学生当時は、まさかそんなことになるなんて思ってもいませんでした。「大学まで行って勉強なんかしたくない」みたいなことを言っていた気がします。
「こんな私は過去こんな生徒だったのね」
「こんな生徒が将来こうなるんだ」
というひとつの事例としてお楽しみください。
前提知識
私がどこのどんなインターに通っていたかは、別記事で詳細に書いているので割愛します。
ここでは、成績表を読み解くために知っておくとよい背景情報だけ書いておきます。あくまで当時の設定です。
- 学年は9月始まり、6月終わり
- 1学年は4学期制(学期のことをquarterと呼びます)
- カリキュラムはアメリカのカリフォルニア州に準拠。WASC認証あり。
私は小2(8歳)からインターに通っていて、この記事ではインター在籍6年目にあたる中1(7年生)の成績を公開しています。
その時点で、私の英語はインターだけでなく、2年おきくらい夏休みにアメリカでホームステイやサマースクールに行かせてもらっていました。
この時点で「英語できて当たり前」と思われるかもしれませんが、自己評価が低かった私はとにかく「できない自分」を隠そうと必死でした。
インター中学生当時の私
漫画、インターネット、テレビにどっぷり浸かっていました。
ちょうどシドニーオリンピックの前後で、競泳が好きになったのもこのとき。(観る専)
ほかには神戸・元町・三宮で友達とウィンドウショッピングやカラオケしたり、友達との長電話で家の電話回線を占領したり。
部活は最初バレーボールをしていましたが、試合に出るのが面倒(土日まで拘束されたくない)という理由ですぐにやめてからは、ずっと帰宅部。
この写真では社交的にも見えるかもしれませんが、もともと一人時間で充電しておかないと外でも楽しめないタイプ。
基本的に人が好きだけど一人の時間もかなり大事。そこのバランスをいつも探していましたね。
その一人時間の間に宿題も娯楽も詰め込んで夜ふかしをしたり、昼すぎまで寝ていたりした中学生です。
ちなみに夜ふかしや寝すぎについて親には怒られた記憶はないですが、本心はどうだったのか知りません。
今の私が自分の親だったら、嫌味の一つもいいたくなるような気がするような中学生時代でした。
さて、そんな中学生の成績はどうだったのでしょうか。
インター中学生の成績表
私が通っていた当時、中等部の成績は科目ごとに成績表としていただいていました。
成績表が一番そろっていたのは国語だったので国語限定で紹介します。
英語のインターナショナルスクールでは、国語のことをEnglishといいます。
ところで日本の学校では国語のことを「日本語」とは呼ばないですね。日本=国の言語だから国語でいいのかも。逆に英語は特定の国に紐付いていないですしね。
Englishはほかの教科パフォーマンスの指標にもなる要の教科。ボーディングスクール出願でもEnglishの先生の推薦状が必須です。
私は中2の頃にボーディングスクールに出願したので、これはその1年前の成績表ということです。
インター中1の前期 Englishの成績
では私の中1前期の成績はどうでしたでしょうか。
左側が9~11月の1学期目(1st quarter)、右側が12~2月の2学期目(2nd quarter)の成績です。
1学期目:87点/100点満点
2学期目:90点/100点満点
筆記課題の質、作文力、テスト結果は向上したようです。
会話力は充分であるものの、ほかの技能には劣っていると。小3のときにも言われていましたね。変わっていない(笑)
そして読解力の評価は1学期から少し下がりました。
インター中1の後期→中2前期 Englishの成績
中1から中2にあがっても同じ先生に教わりました。
左側が中1の3学期目(3rd quarter)、右側が中2の2学期目(2nd quarter)の成績です。
なぜか飛び飛びでしか成績表がなかった。
中1の3学期目:96点/100点満点
中2の2学期目:86点/100点満点
中1は3学期目まで順調に成績を上げましたね。相変わらず会話力は伸びませんでしたが。
中2の成績表は、様式が少し変わりました。ExcellentとSatisfactoryの間にVery Goodが登場。様式が変わりましたが、定性評価はあまり変わらず。
数値だけが低いのは、多分提出物や小テストの点数の総合なのだと思います。
当時読んでいた本
この先生の授業は、小説を題材にボキャブラリーや文法や読解を深めていくスタイルの授業でした。毎日、◯ページまで読むようにと指示されて、翌日にはその内容を確かめるための小テスト。数日おきくらいに、ボキャブラリの小テスト。そして文法のワークシートや小テストも。
小学生までは教科書を使っていましたが、中学生になると教科書はなくなり、小説と先生のプリントを使うようになりました。
この当時(中1、中2の頃)読んでいた本は、今でも思い出せます。
フィクションもノンフィクションも読み、表現・文化・歴史に触れることができました。そして、それぞれを題材にエッセイやディスカッションをしました。
インター中学1年生のときにいただいた賞状
毎学期、全科目の平均点が基準を超えた生徒は校長から表彰されます。具体的には、学内の掲示板に名前を掲げられたり、この賞状を渡されたり。
この色の賞状はSecond Honorといって、上から2段目の賞です。
もう1段上だとFirst Honorといって、オレンジ色の賞状になります。(小3のときにもらえていたね。)
私は青色はよくもらえていた気がしますが、オレンジは珍しかったですね。色に関係なく、賞状をもらえている子は他にもいたので、めちゃくちゃ嬉しいとか達成感は特に感じていませんでした。
親からも特に褒められた記憶はありません。
まとめ
中1〜中2にかけての国語(English)の成績と当時の授業で扱っていた本を紹介しました。
2000年前後のインターナショナルスクールの中学校ではこんなことをやっていたんだ、と思われるかもしれません。
このときの先生は結構文法の指導が細かくて厳しかったのを覚えています。その下積みは、後にボーディングスクールに行ってからもだいぶ役に立ちました。
インターナショナルスクールに通っていても、先生やカリキュラムはそれぞれです。文法はインターかどうかに限らず、第二言語として学ぶならかっちりやっておく必要がありますね。
それにしても多忙かつ整理能力が極端に低い母だったので、書類の保管はかなりずさんでした。私はもう少しマシ…なはず。がんばります。