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🧐解説[小学生でも留学可能!?ゼロからボーディングスクールの世界を探るには]

Fay School, Massachusetts,  US, Dining hall, Boarding #まゆ潜入レポ
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萩原麻友(ハギワラマユ)のブログへのご訪問ありがとうございます。

このブログでは、子育てや教育や進路に関する情報を発信しています。

この記事ではこんなことを解説しています
  • そもそも日本人が海外の小学校に入れるのか
  • どうやって留学先を決めるのか

近日公開予告【#まゆ潜入レポ】にも書いたとおり、数週間後に海外の小中学校見学に行ってまいります。

小中学生の単身・長期留学って、お金があれば誰にでも勧められるかというと、そうではありません。

小中学生の時期はそれよりあとの年齢とは違い、健全な発達・成長にとって大事な時期です。

だからこそ、我が子にとって本当に望むべきものなのか、ちゃんと吟味してほしい。

そんな気持ちで書いています。

そもそも小学生って留学できるの?

小学生から海外で単身留学、できます。

「留学」というのは、家族が暮らしているところとは別の地域(国)で暮らし学ぶことです。

一般的には1学期(3ヶ月位)より短ければ「短期留学」、それよりもながければ「長期留学」と言われます。

留学ってある程度の年齢以上が対象と思われるかもしれませんが、小中学生も留学ができます。

小学生が留学するとしたら、「ホームステイしながら通学」または「寮のある学校に在籍」という形を取ることが多いです。

第3の選択肢として親子で現地滞在しながら通学というパターンもあって、これは「教育移住」と呼ばれることもあります。

いろんな国や地域で、小学生を単身で受け入れるホームステイ先や留学生を受け入れる小学校があります。

ですので「小学生でも留学はできます」

何歳から留学できるの?

英語圏やスイスで見渡すと、一般的には小3くらいから受け入れ校が増えてくる印象です。

もっと早いところもあるにはありますが、候補となる学校の数が少ないので合う学校が見つけにくいなど、早すぎるゆえの課題も出てきます。

逆にもっと遅くできるなら小5・中1・中3・高2など年齢が上がっていくごとに学校の選択肢が増えていくように感じています。

もちろんその間の学年でも留学は可能です。

英語できないけど?

低学年であればあるほど、英語力は問われない傾向にあります。

また、留学生を受け入れている学校であれば、個別か集団のいずれかで語学指導や学習サポートの体制を整えています。

英語力がないのであれば、早めの留学。

遅めの留学がよければ、自国で英語力を高めておいたほうが選択肢を多く保っておけます。

>>小学生英語のうちから意識しておきたいCEFR対照表【幼児・中学・高校生も】

>>インターナショナルスクール保護者におすすめのオンライン英会話3選

どんな学校があるの?

小学校レベルでよく見かけるのは、その国のカリキュラムのほかに、国際バカロレア、ケンブリッジ式、IPCなどの国際カリキュラムが多いです。

オルタナティブ系では、モンテッソーリ、シュタイナー、レッジョ・エミリア、ドルトンプラン、サドベリー、フレネ、イエナプラン、または完全独自のものなどがあります。(全寮制ではあまり聞いたことがないかも)

あとは地理的・文化的背景や理念をカリキュラムに反映させて独自のアレンジを行っている学校もあります。

あまりに独創的な学校では、そもそも留学生を受け入れるための制度で認可されていないケースもあります。その場合は学生ビザを発行してもらえず、留学は叶いません。

学校を選ぶときは、その国の留学生受け入れ制度に則っている学校であることが大前提です。

各カリキュラムについて深く知りたい方向け

各国のカリキュラムの比較については、2013年の情報ですが参考までに日本の国立教育政策研究所の報告書載せておきます。

この表だけでもすごいんだけど、レポートは200ページにも渡って日本との相違点を分析してあってすごいっす。

国立教育政策研究所. 諸外国における教育課程の基準: -近年の動向を踏まえて-. 国立教育政策研究所, 2013, 教育課程の編成に関する基礎的研究 報告書4, 212p.

国際バカロレア、ケンブリッジ式、IPCなどの国際カリキュラムについては、それぞれの団体のHPが一番わかりやすい。

過去に私も少しIBケンブリッジ式について書いています。

オルタナティブ系のカリキュラムについてはこちらの本でカバーされています。

上記は、すべて一般的にいえることに集約されたものです。

同じカリキュラムを採用していても、その様相は学校ごとに違うことはしっかりご認識ください。

どうやって留学先を探すの?

大学留学とは違い、子どもは留学先で一人でどこかに行く自由はほぼありません。

常に学校や寮のなか、または大人と一緒にいることになります。

小学生の留学先は、大事な子どもが生活のほとんどを過ごす場所になるので、慎重に検討しましょう。

段階を経ながら多角的で効果的な情報収集をしていく必要があります。

留学できる小学校の探し方は大きくわけて4つあります。

ウェブ検索

Googleなどの検索エンジンで探す、一番手近な方法。

各国に特化したまとめサイトなども多数ありますのでそちらも効果的です。

フェア・説明会

実は海外の学校は、たまに日本に来て家族と面談したり、フェアや説明会などのイベントに出ていたりします。

全体の選択肢と比べると日本に来るのはほんの一部ですが、それでも自分から海外に行くよりも安価で気軽に海外の学校担当者とお会いできるのは貴重です。

私の知る限り、2023年は北米系の学校のフェアが4回は開催されました。

オンライン開催のフェアや説明会もあるので、要チェックです。

>>インターナショナルスクール保護者におすすめのオンライン英会話3選

エージェント

日本には、昔から留学生をサポートするエージェント会社が多数存在します。なかでも、小中学生向けの正規留学のサポートを専門にしている会社を選びましょう。

エージェントさんは学校との人間関係もすでにできているので、最新情報や裏情報も得やすく、学校選びもはかどります。

本・雑誌

留学、とりわけ小学生留学に特化した本や雑誌が少しですが、あります。一部紹介します。

動画やウェビナーで詳しく知る

便利な時代です。

インターネットだけでも、バーチャルに学校訪問をしたり、担当者とお話したり、SNSで近況を確認できたりします。

日本の学校のイメージとは異なり、学校担当者とアポを取るのは割と容易です。

日本にいる間に、いろんな学校について調べ、関係構築をしておきましょう。

たとえば、私の母校(高校のみ)はこんな動画で学校紹介をしています。

キャンパスツアーも動画でできる。

録画だけでなく、リアルタイムのウェビナーも多数開催しています。

これでもかというほど、写真も公開されています。(探せば私も同窓会のアルバムに登場しているかも)

とりあえず私の母校(高校)を事例として紹介しました。

どの学校でもここまでしているとは限りませんが、インターネットを使えば海外の学校について詳しくなることはそんなに難しくないということがわかっていただけるかと思います。

決める前に2~4校見ておく

インターネットを使って学校について調べ尽くすこともできますが、やはりリアルで現地を見るのは格別です。

実際に教育活動を行っている現場。

子どもたちの表情。

生活する部屋。

画面を通してわかることもたくさんありますが、ぜひ1校は現地で見て実感してほしい。

そしてどうせ行くなら、その1校の近場(といっても数時間離れている可能性もありますが)であと2~3校見れたら比較もできます。

その結果、やっぱり今じゃない・ここじゃない・なんか違う。という結論が出てもいいんです。

それも収穫。

いきなり留学して後悔したり不要な苦労をするよりは、段階的に確認していくことをおすすめします。

訪問するタイミング

学校訪問、何度も行くのはあまり効率的ではないと私は思います。

もし1回に絞り込むとしたら、

出願前に「出願校を絞り込むために」行くパターンと、

合格後に「入学する学校を決めるために」行くパターンがあります。

両方行く方もいます。

いずれにせよ、留学を最終的に決める前(入学金を送金する前)に実際に見学に行くことを強くオススメします。

訪問するメリット

いくらインターネットでたくさん情報をゲットできるとはいえ、現地に行かないとわからないことがたくさんあります。

一次情報、大事です。

人から聞いた情報が二次情報だとすると、自分で体験して五感が伴う情報が「一次情報」です。

五感+第六感をフル活用しましょう。

そこから得られる学びや気付きは、自分だけのものです。

こういうポイントを特にチェック

実際に行ってみないとわからないことってどんなことでしょう?

「五感」というと連想されるのはこんなこと。

  • 施設の衛生面(匂い含め)
  • 安全面(災害や防犯)
  • 日常生活の動線(坂道や段差や距離)
  • 食事のバラエティや味

でも、実は行ってみないとわからないことって「学校担当者もあえて見せない・語らない」ようなことだったりします。

たとえば学校周辺の環境、学内の壁の張り紙やトイレの使われ方、設備の使用時間や決まりごとなどです。

豪華なスポーツ施設は整っているけど、思っていたより競技レベルは低そうだわ。。。とか。

こういう情報は、学校のHPにも載っていません。

こちらの記事には、写真の事例付きで紹介しています。

インターネットに載っている情報は、正直誰でも入手できる情報です。

公式情報は良くも悪くも印象操作されていますし、

非公式情報(在校生や地域住民や保護者など)の情報はだいたい偏っています。

「自分にとって」「我が子にとって」この学校で得られる体験はどういうものになりそうなのか。

これは、自分や子どもの感覚を使って確かめないことにはわかりません。

私のような第三者に聞かれても、確かな答えはお返しできません。

実際に行ってみたレポート

私も、2019年からほぼ毎年のように学校見学をしに海外に行くようにしています。

個人的には興味がない学校であっても、得られる学びや気付きはあります。

「この学校のこういうところが好き」

「この学校のこういうところが苦手」

こうした反応で自分の感覚を確かめ、「つまり自分はどういう学校がいいの?」という問いを突き詰めていきます。

これまで公開してきている見学や出張のレポート一覧です。

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私は今後も保護者や子どもたちのために子育てや教育や進路に関する情報を発信していきたいと考えています。

子育てや教育に正解はありません。でも自分なりのベストに近づく努力はできます。

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#まゆ潜入レポ では、私が実際に訪問する学校やその道中について書いていきます。お楽しみに。