萩原麻友(ハギワラマユ)のブログへのご訪問ありがとうございます。
このブログでは、子育てや教育や進路に関する情報を発信しています。
この記事では、2024年7月に小5の長男と実際に乗ったダイヤモンドプリンセスの内部を「子連れ目線で」解説します。
ダイヤモンドプリンセスの中には、たくさんの娯楽施設があります。
お子さまお断りのカジノや大人専用エリアも存在します。
というわけで「実際、子連れでどれくらい楽しめるの?」という副題で、
おもに子連れで使うであろうエリアを重点的にご紹介します。
これから予約を取られる方は、部屋のゾーンを選ぶときの参考に。
すでに予約済みの方は、船内の動線をイメージするときの参考にどうぞ。
大人向けのエリアの紹介は端折っておりますが、
子どもがキッズセンターに行っている間に私が一人で利用した施設を少し紹介しています。
記事の最後には、もう一度ダイヤモンドプリンセスに乗るなら選びたい部屋の位置について「私目線で」書いてみました。
ぜひ最後までお楽しみください。
この記事に書いてあることは当時の(書いた時点の)情報ですし、私の主観も混じっています。
なかにはケースバイケースのこともありますし、古くなっている情報もあります。
実際に利用するときはどんな情報も鵜呑みにせずにきちんと自分のケースに即しながら幅広く調べましょう。
私たちが乗ったダイヤモンドプリンセス
私と小5の長男の2人で、2024年の7月にダイヤモンドプリンセスで初めてのクルーズ旅行に行ってきました。
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- 乗客定員:2,706人(1室2名利用時
- 船籍:英国
- 就航:2004年(2014年改装)※日本で建造
- 総トン数:115,875トン
- 全長:290m
- 全幅:37.5m
- 航海速力:22ノット(41km/h)
クルーズ船の中身を大解剖
ダイヤモンドプリンセスの船内を手っ取り早く理解するために、まずは最低限必要なことを紹介します。
よく使う用語【デッキ】
船内では、各フロアのエレベーターホールにこのような案内板があります。
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ショッピングモールなどにあるような施設の間取り図のことを、
船では「デッキプラン」と呼びます。
また「階/フロア」ではなく、「デッキ」という言い方をします。
ちなみに英語ではdeck(デック)という発音です。
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ダイヤモンドプリンセスで乗客がアクセスできるフロアには、デッキ4から18まであります。
デッキ4~7:共用エリア。主にレストランやショーを楽しむ。
デッキ8~12:主に客室。
デッキ14~18:共用エリア。主にプールやスポーツを楽しむ。
上下の共用エリアにハンバーガーのように挟まれる形で、客室ゾーンがある感じですね。
数字が大きいほうが空に近く(上)、数字が小さいほうが海に近く(下)になります。
ちなみにデッキ13は西洋の忌み数だからか、存在しませんでした。
覚えておきたい3つのエレベーター
次に覚えておきたいのは、ダイヤモンドプリンセスの3つの乗客用エレベーターです。
1️⃣前方:シアターに行くのに便利
2️⃣中央:プールやビュッフェやレストランやロビーにはだいたいこれ。一番良く使う。
3️⃣後方:キッズセンターとデッキ6のレストランに行くときだけ使う
下の図でピンクでハイライトをいれているのが、子連れでよく行くエリアです。
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公式パンフレットによると、ダイヤモンドプリンセスは東京駅の駅舎に匹敵するらしいですが、
この3つのエレベーターを覚えておくと、東京駅を何往復もするような状況を減らせます。
ちなみに私は感覚だけでエレベーターを選んでいたら、上下前後を何度も行き来する羽目になりました。
チートレベルで便利な船内アプリ&端末
3つのエレベーターを覚えられなくても大丈夫。
テクノロジーで解決です。
ダイヤモンドプリンセスでは、大人も子どももメダリオンという端末を身につける必要があります。
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これが客室のスマートキーや決済の役割を果たしています。
さらに便利な機能が「位置情報の確認」です。
オリジナルのスマホアプリと連動していて、
自分の居場所だけでなく、登録されている家族の居場所も確認できます。
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息子がデッキ15のキッズセンターにいることが確認できます。
さらにさらに、現在地から目的地までのルートも出してくれるので、初日から迷わずに行きたい場所にいけます。
私は面倒で直感で歩き回ってしまいましたが(笑)
子どもを目的地に設定することもできます。
ここまでできるテクノロジーを積んでいるクルーズ会社は、いまのところプリンセス・クルーズのみだそうです。
基本プランで全員についてきます。
クルーズファンにも話題のテクノロジーらしく、私もこれだけのためにプリンセス一筋になってもいいと思ったくらいです。
必ず最新の案内を確認しましょう
最新のデッキプランや施設の案内は、このような公式ガイドになっています↓
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私がこの記事に書いていることは、今後変わる可能性が十分にあります。
実際に検討・利用される際は、公式ガイドの最新版をじっくり読み込むことをおすすめします。
充実の親子向けクルーズ施設を徹底解説
それではここから、実際に私たち親子が何度も利用したダイヤモンドプリンセスの共用エリアを順番にご紹介します。
最初に目にするデッキ5
横浜で乗船する際、初めて乗り込んだのがこのデッキでした。
グランドプラザという、いわばホテルのロビーのような場所です。
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上に重なるデッキ6と7とは、グランドプラザの吹き抜けにある階段でつながっています。
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基本プランにも含まれるレストランもこのデッキ5に2つあります。
いずれも「メイン・ダイニング」というカテゴリの、ディナーのみ営業のレストランです。
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デッキ5には、客室も少しあります。
参考までに客室だけのデッキ9(図左)とデッキ5(図右)をエレベーター位置で並べてみました。
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ご覧のとおり他のデッキからデッキ5へは、後方のエレベーターではたどり着けません。
トリッキーなデッキ6
デッキ6には、基本プランに含まれる「メイン・ダイニング」レストラン3つと、シアターの前方席に近い出入り口、ショップやサービスデスクがあります。
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インターナショナル・ダイニングというレストランは、他のメイン・ダイニング・レストランと違い、航海日と寄港日で営業時間帯が異なります。
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寄港日は、朝食・夕食のみ。
終日航海日のインターナショナル・ダイニングでは、朝昼夕の3食に加えて、アフタヌーンティの時間もありました。
クルーズ旅行のスケジュールのすべてをこちらで解説しています。
このデッキ6の注意点は、前方EVと中央EVの間にあるカジノです。
20歳未満はここに入場ができないので、子連れだと通り抜けができません。
また、後方にあるレストランへは、構造上そもそも通り抜けができません。
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ですので、他デッキからデッキ6にアプローチしたいときは、
シアターの前方席に近い出入り口へは前方EV、
中央のレストランやサービスデスクやショップへは中央EV、
後方のレストランへは後方EV、
とエレベーターを使い分ける必要があります。
お気に入りのデッキ7
私個人のお気に入りは、船の外周を日陰でぐるっと一周できるデッキ7です。
シアターの後部席の出入り口、ショップ、有料レストランやラウンジなどもあります。
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まだ目が離せない子どもと一緒なら、このデッキは屋内だけで過ごすことをおすすめします。
屋内と屋外をつなぐドアはかなり重たいので、勝手に出ていってしまうことはないはず。
デッキ7は、どのエレベーターからもアクセスできるし、いろんなスペースがあるし、休憩スポットもたくさんあって、まったり過ごせるいい感じのフロアです。
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私たちが泊まったデッキ9
デッキ9は、客室しかないフロアです。
共用エリアは特にないのですが、私たちが実際に泊まったフロアなので例外的に取り上げます。
他の華やかなデッキとは違って、ずっとこんな感じ。
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デッキ9には、バルコニーが付いているジュニア・スイートやファミリースイート、内側部屋や海側バルコニーがあります。
そしてセルフランドリーも。
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ランドリー設備は、他の客室デッキにもあります。
一番よく行ったデッキ14
私たちが頻繁に出入りしていたのが、プールやビュッフェや軽食スタンドがあるこのデッキ14。
初日の出港パーティがあったのもこちらでした。
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屋外プールから見える巨大スクリーンでは、映画やライブ映像が流れています。
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ビュッフェや軽食スタンドで調達した食べ物をプールサイドに持ち出すこともできます。いずれも無料。
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こんなすごいデザート(有料)から普通のソフトクリーム(無料)まで注文できるスタンドや、ピザやハンバーガースタンド(無料)もあります。
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ビュッフェのエリアの一部は、ディナータイムだけ有料レストランになります。
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デッキ14には、屋内プールもあります。
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ダイヤモンドプリンセスには他にもいくつかプールがありますが、
子どもと入れるプールは、このデッキ14の2つのプールだけです。
プールとビュッフェを水平に行き来するだけで一日過ごせるかもしれません。
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そしてこのデッキ14は、どのエレベーターからもアクセス良好です。
2番手のデッキ15
次によく出入りしていたのが、卓球場やキッズセンターがあるデッキ15。
このデッキも、ちょっとややこしいです。
下の図の真ん中がデッキ15です。
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ご覧のとおり、中央エレベーターはデッキ15に止まりません。
デッキ15の前方は基本的に大人専用のエリア。
もし子連れでデッキ15に用があるとしたら、
デッキ14中央の屋外プールを囲んでいる緑の部分か、
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映画スクリーン下の階段からアクセスできるミニゴルフ場か、
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デッキ14の室内プールから階段を登ったところにある卓球場か、
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こちら。デッキ15後方にあるキッズセンターです。
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こちらは後方EVでアクセスできます。
前方EVでもデッキ15に行けますが、キッズセンターに行くためには屋外の風と日差しに当たりながら船を縦断しないといけないので、無理せず後方EVをおすすめします。
キッズセンターは2つのスペースに区切られていて、年齢ごとに居場所やアクティビティが分けられています。たまに年齢合同の時間もあるようです。
3-7歳:The Treehouse
8-12歳:The Lodge
13-17歳:The Beach House
いずれも無料で参加することができます。
息子が参加したThe Lodgeの部屋では、PS5のほかに卓球台やエアホッケーがあったそうです。
(大人は初日の登録のとき以外は入れないので子どもから聞いた話です)
小さくても穴場なデッキ16
デッキ16は、ほかのデッキと比べると小さいです。
でも後方のエレベーターからしかアクセスできないからか、混み合っているのを見たことがありません。
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こんな日陰でのんびりできるスポットがあったり、
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ジャグジーからこんな素敵な景色が見れたりします。
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すぐ上にあるスポーツコートへは、デッキ16後方の屋外にある階段を使います。
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用具の貸出もあります。
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後方エレベーターからしかアクセスできませんが、人混みを避けて運動したいひと向けのデッキ16です。
大人専用の施設
ここまで、子連れ利用メインでの船内施設を紹介してきました。
でも子どもがキッズセンターに預かられているあいだ、大人だけで楽しむことも可能なのがクルーズ旅行です。
たとえばこちらの大人専用のプールやスパ。
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船尾のこちらも大人専用のプールです。
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ジムは大人の付き添いがあれば子どもも入れるけど、わざわざ子連れで行く必要はないかな。
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ほかの大人専用な施設はこちら。
- カジノ(20歳未満NG)
- 大浴場「泉の湯」(16歳未満は同性成人保護者の付き添い要)
- 全部で14箇所あるらしいバー&ラウンジ(23時以降の20歳未満の入場NG)
私と長男の2人の場合、異性ペアなので大浴場は使えずでした。
大浴場がついている外国船はかなりレアなので、同性ペアならぜひ楽しんでください!
この記事に書いてあることは当時の(書いた時点の)情報ですし、私の主観も混じっています。
なかにはケースバイケースのこともありますし、古くなっている情報もあります。
実際に利用するときはどんな情報も鵜呑みにせずにきちんと自分のケースに即しながら幅広く調べましょう。
子連れでも満喫できるダイヤモンドプリンセス
結論、ダイヤモンド・プリンセスには子連れで入れない施設もありますが、
子どもOKのエリアだけでも回りきれないほど、
船内の施設やアクティビティが充実しています。
もしダイヤモンドプリンセスで部屋を選ぶなら
船内のどこに宿泊するか。
つまり客室のロケーションは、船旅のQOLに関わることを今回実感しました。
もし私がまたダイヤモンドプリンセスに子連れで乗るとして、
希望のエリアを選べるのであれば、
私なら中央EVと後方EVの間のエリアを選ぶと思います。
そして部屋タイプは、寒い時期なら海側(バルコニーなし)や内側もありだと思いますが、
ダイヤモンドプリンセスの海側のバルコニーなし部屋は、デッキ5と6の前方にしかない様子。
つまり、デッキ15後方のキッズセンターから離れています。
なので海側バルコニーなし部屋は、まだキッズセンターに預けられない3歳未満の子連れファミリーにちょうどいいかも。
日差しが強い時期にバルコニー部屋を選ぶならバルコニーに屋根があるデッキ8,10,11,12がいいですね。
デッキ9のバルコニーは屋根がないので、太陽の向きによって暑すぎるし、上からも丸見えです。
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ちなみにデッキ12は、ビュッフェやプールの下に当たります。上のデッキの騒音が気になる人は避けるデッキらしいです。音に敏感な方はお気をつけて。
以上、先週子連れクルーズ旅行デビューしたばかりの私の独断と偏見まみれのダイヤモンドプリンセス案内でした!
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