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【おすすめ】夏休みに小学生とワンオペ子連れクルーズを選んだこだわりの理由

ライフ&ワーク
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萩原麻友(ハギワラマユ)のブログへのご訪問ありがとうございます。

このブログでは、子育てや教育や進路に関する情報を発信しています。

この記事は、フリーの教育コンサル&ライターの私が息子と初体験するクルーズ旅の様子と気付きを写真と文章でレポートしているシリーズのものです。

同じシリーズの記事は【母子旅】子連れクルーズ2024でチェック。

私は小5の息子と初めてのクルーズ旅行に挑戦しました。

この記事では、そもそも私が子どもとクルーズに行こうと思った理由を詳しくご紹介します。

これを読んだら、今まで子連れクルーズにピンと来なかった方も行きたくなってしまうこと間違いなし!

私には、もうクルーズしか残されていなかった

いきなり結論からいうと、

私が子育てや人生に求めていることの最大公約数を求めると、

そこにはクルーズ旅行という選択肢しかなかった。

これが、私がこの夏に子連れクルーズデビューしたことの真理です。

ひとつずつ説明しますが、興味なければ「子連れクルーズ旅行の最大のメリット」まで飛ばしてくださいね。

私の子育て方針

私自身は大阪生まれ、アメリカのボーディングスクール育ちの帰国子女です。

>>プロフィール詳細

純ジャパの家に生まれたにもかかわらず、子どもの頃からインター、サマースクール、ホームステイをさせてもらっていた、いわば英語重課金勢です。

おかげさまで私自身は日英バイリンガルに育ちましたが、いろいろ思うところがあり、自分の子には別のアプローチを考えています。

子どもたちは公立の小5と小3。英語もほどほどです。

インターにも私立にも行かせるリソースがあるならば、その時々の子どもの興味や発達に合った体験をさせたいというのが私と夫の共通方針です。

>>インター出身のわたしが我が子をインターや私立に入れない理由は3つある

私は旅行が好き

いつからか私は旅行が好きです。

アメリカの大学を辞めて日本の大学に入り直した理由の一部は、

「学業そこそこにアルバイトをして、旅行がたくさんしたい」というものでした。

>>大学に行く意味とは

旅行先について事前に見て聞いて調べて、

疑問と仮説と憧れをいっぱいにふくらませて、

現地で自分の目と足で確かめる。

五感を働かせる。

帰ってきて、体験したことを自分の言葉にして咀嚼する。

いつしか当たり前に繰り返すようになったこの一連の流れが、今の私を作っています。

大人になってからも、結婚しても、子どもができても、

このプロセスを諦めたくない。

実は子どもたちの目線を借りながら世界をみるのもちょっとした楽しみでした。

コロナ前は、よく子どもを連れ出していたものです。

>>長男とバリ島の学校を見学したときの話

>>子連れで美術館に行く話

世界でも有数の強さを誇る日本のパスポート

私が旅行するのは、旅行が好きだからだけではありません。

日本のパスポートって、世界を見渡すと「自由」で「強い」と言われているのをご存知でしょうか?

というのも事前のビザ申請が不要、つまり「ノーアポ」で入国できる国が、世界で192カ国あるとされています。(2024年時点)

つまり日本のパスポートを持っているだけで、世界に192の自動扉を持っているということです。

参照元:Henley Passport Index
(世界199カ国のパスポートを比較している)

この数は、2024年時点で世界2位です。(単独1位はシンガポールで195カ国)

日本と同じ2位なのは、フランス、ドイツ、イタリアとスペインだけ。

「自由の国」といえばアメリカですが、アメリカのパスポートでビザ免除の入国ができるのは186カ国。世界8位です。

ちなみに世界一の人口を誇るインドのパスポートでビザ免除の入国ができるのは58カ国。世界82位です。

誤解を恐れずいえば、世界的にみれば日本のパスポート保持者は特権階級の一員であるともいえます。

私も家族も日本のパスポートを持っています。

せっかくあちこちを行き来させていただける身分なのであれば、

積極的に活用して国際友好に励むのが責務だと思うのは私だけでしょうか。

ただ旅行する言い訳にしか聞こえないかもですが(笑)

そんな想いを持ちつつ、長男の成長に伴って行動範囲も広げられそうだと考えていたタイミングのコロナ騒動でした。

旅行リハビリで判明したこと

パンデミック中に移動を自粛している間にも大きくなっていく子どもたち。

焦らないといえば嘘ですが、

自粛生活中は半径500mの世界にも発見や成長の機会が満ちていることに気づかせられる日々でもありました。

そして規制が少しずつ緩和されるに伴い、

先を見据えて子連れ長距離移動のリハビリを始めました。

帰省がてら子どもたちを飛行機に乗せてみたり

久しぶりの飛行機に初めてのように感動していました

近場の観光地に行ってみたり

お行儀わるくてごめんなさい

観劇をしてみたり。

吉本新喜劇

その結果わかったのは、

まゆ
まゆ

うちの子たちのクセがどんどん強くなっていって、とてもじゃないけど一緒に旅行するのは(少なくとも今は)無理!!

ということでした(涙)。

最初は慣れの問題かと思い、帰省や用事にかこつけて何度か一緒に移動してみたものの、なにかがおかしい。

食べたい・飲みたい・やりたい・休みたい帰りたいーー

すべてのアクションとタイミングが、示し合わせているのとかと思うほど見事にバラバラなのです。

予定を決めても、逆のことばかりが起きる。

待てるひとは、待てない人の犠牲になり、次第に機嫌や体力が損なわれていく…。

各メンバー(私含め)の清々しいほどの自己主張の強さと協調性のなさにより、最後は全員不機嫌AND/OR体力がノックアウトです。

しかも後を引く後遺症。(体力と気力の充電期間)

現実と理想のギャップに、笑うこともできません。

(私自身は5人家族出身だけど、ここまでじゃなかったはず)

それでも諦めきれないのが私です。

できることなら子どもと新世界を見に行きたい。

>>子どもとの時間を楽しめなくても罪悪感は不要です

そこで、新領域に挑戦することにしました。

子連れクルーズ旅行の最大のメリット

子どもたちとの長距離移動は精神的にも肉体的にも負担が大きい。

それでも、できるなら子どもたちといろんなものを見てみたい。体験がしたい。

そこでクルーズ旅行の特徴であり最大のメリットが効いてきます。

それは、部屋と荷物ごと移動ができるという点です。

  • 陸路だと荷物を持って電車やバスや飛行機を乗り継がないと行けないような場所に、寝ている間に連れていってくれる。
  • 船ごと移動しながら、遊んだり走ったり泳いだり食べたり寝転んだり自由に過ごせる
  • どんなに重たい荷物も、乗船してしまえば最終日まで置いたまま・広げたままでいい。
  • 遊び疲れて休憩したくなったら、いつでも徒歩3分以内にプライベート空間に戻れる。

これだけでもかなり助かります。

国や地域をホッピングできるクルーズでは、日本のパスポートの強みも発揮できますね。

さらに子連れxクルーズの相性がいい点として、

  • 食事は朝5:30-夜10:00までいつでも食べられる。それ以外の時間もルームサービスあり。(※時間やサービスは船による)
  • ベッドメイキングとゴミ出しも毎日2回あり。(※回数やサービスは船による)
  • キッズセンターが子どもを預かってくれる。(※船による)
  • スタッフとの共通言語は英語で、異言語・異文化体験になる。(※船による)
  • 乗客も4割が外国出身者で、以下同文。(※船による)

お気づきでしょうか。

保護者として私がしんどいと思うこと(主に子どものご機嫌とりと家事)のほとんどがクルーズ旅行で解決するのです!!

しかも子どもと旅行や新鮮な体験ができる、という旨味を残したままで。

自分でもこれを確かめないと気がすまなかったので、クルーズ旅行に挑戦したというわけです。

これがだめなら子連れ旅行は(少なくとも子どもが成熟するまでは)無理か、

ともはや背水の陣でしたが、結果的に大満足でした。

>>実際の乗船日誌

私の子連れクルーズデビューがダイヤモンドプリンセス一択だったわけ

初めての子連れクルーズにダイヤモンドプリンセスを選ぶ前に、まず私は日本発着の外国船に絞り込みました。

日本発着にこだわった理由

クルーズデビューを日本発着、特に横浜発着にしたのは言わずもがな自宅(東京23区)からの移動距離と時間です。

自力では子連れで到底行けない長崎・済州島・鹿児島・清水ですが、横浜にさえたどり着ければ行けるのです。

自力で子どもと移動する時間を極限まで減らせたのはよかったです。

外国船にこだわった理由

日本(横浜)発着のクルーズ路線は、日本船と外国船を合わせるといろいろあります。

そのなかでも私が外国船にした理由は、せっかく旅行するなら乗客やスタッフの多様性を感じたかったからです。

今回のクルーズでは乗客の4割が外国からのお客さんで、さらにスタッフはほとんど非日本語ネイティブでした。

自宅↔︎横浜の自力移動だけで海外の雰囲気に飛び込めるお得感があります。

ついでに加えると、

外国船すべてがとはいいませんが、私の乗ったクルーズラインの船内通貨は米ドルでした。

でも事前決済時の通貨は日本円。

つまり、日本円で支払えるので為替に左右されにくいということです。

これは、予約当時は1ドル140円台、旅行当時は160円前後だった私にとって、精神的に楽でした。

一般的な海外旅行では、事前に決済できるのは飛行機やホテルくらい。

旅行中の飲食やエンタテインメントは、すべて現地で利用時レートでの支払いになります。

家族旅行となると為替の変動も人数分響きます。

でもオールインクルーシブの円建て事前決済にはそういう心配がなく、特に物価高や円安時には魅力的だと感じました。

>>7泊8日のクルーズ旅行に実際にかかった費用

ダイヤモンドプリンセスを選んだ理由

さらに日本発着の外国船は他にもいくつかありますが、私はダイヤモンドプリンセスにしました。

ダイヤモンドプリンセスには、他の船にあるウォータースライダーのような、子どもの目を引くアトラクションは特にありません。

私はむしろそのほうが落ち着いて過ごせるのではないかと思い、ダイヤモンドプリンセスにしました。

あとプリンセス・クルーズ特有のメダリオンという機能がとても子連れに優しかったので、これだけでもリピート確定です。

>>子連れ目線で紹介するダイヤモンドプリンセスの船内

コースの決め手

私たちは、2024年7月に実施された7泊8日のコースにしました。

クルーズ旅行は一般的に途中乗船・下船ができません。

初クルーズでしたので、お試しとしてもっと短いのがあればそれでもよかったのですが、

あいにく私が乗りたかったダイヤモンドプリンセスの日本発着で最短のクルーズは、7泊8日のみ。

でも結果的にあっという間の8日間で、下船するときはとても寂しかったです。

>>子連れクルーズ8日間でできたこと

>>旅育に最適な子連れクルーズ旅行レビュー

\最初のクルーズを探すなら、こちらが検索しやすいです/

ワンオペ親子2人旅だったわけ

なぜ家族旅行ではなく、

2人いる子どもを連れた3人旅でもなく、

長男と私だけの2人旅だったのか。

この点について疑問を持たれるかたもいるかもしれません。

我が家では、最後に家族旅行をしたのがいつか思い出せないくらい長いこと4人での旅行をしていません。(今や帰省すらバラバラです)

それも前述の「とにかく言動や希望がバラバラでストレスMAX心中」になる確率が高いから。

どのみちバラバラになるなら、最初からバラバラのほうが幸せなのでは?というのが我が家の結論です。

それでいて別に家族仲が悪いわけではなく(悪い時期もあった)、

お互いを信頼し合っているからこその別行動、という感じです。

夫いわく、船旅に興味がなく、わざわざ休みを取ってまで挑戦したくないので留守番を選んだそうです。(その休みと資金をもっと興味があることに注ぐ方針)

小3の次男は私がいないことにいい顔はしませんが、家が大好きだから船旅にはついていきたくないとのこと。これも納得。

長男は好奇心旺盛で豪華客船にも旅行にも興味津々。私と似た路線で、付いてきてくれることになりました。

家族の意思を尊重した結果のワンオペ親子2人旅でした。

帰宅後に留守番していた組に聞いても、「いないときは寂しいけど、おふたりさまを満喫していたし、帰ってきたと思ったら嘘みたいに一気に4人の日常が戻った」ということでした。

船上からもLINEでビデオ通話ができましたし、

帰宅後は帰宅後でお互いの不在を埋めるように話が盛り上がりますし、

今の私たちにとっては「家族全員での旅行にこだわらない」が最適解のようです。

全員の予定と気持ちが重なるのを待っていたら、いつまでたっても動けませんからね。

とはいえ、子どもたちの成長とともに4人旅が復活する可能性もあります。

そのときに備えて、私は引き続き知見を広げたいと思います。

>>2人で実際にかかった費用vs4人でかかる費用

子連れクルーズx旅育で身につくこと

今回、船移動や寄港地観光を含めるいろんな初体験を通して、

私は以下のようなことに触れられるといいなという期待をしていました。

  • 日本の地理
  • 海についての知識
  • マナーやエチケット(レストランや公共の場所での振る舞い方)
  • TPOに合わせた服装
  • 異文化交流、ゲームやスポーツの交流
  • 日本語以外の言語
  • 食育
  • パッキング
  • 船生活を支える様々な職業に触れる
  • 様々なライフスタイルや価値観を知る
  • 親と違うことをして過ごす自立
  • 初めての場所に慣れるプロセス
  • 誘惑に負けずに宿題を計画的にこなす意志力
  • 日々の活動を決める計画と実行力

特に今回の旅程においては、以下についても注目しておりました。

  • 初めての船旅
  • 平和教育(長崎への訪問)
  • 火山、防災(鹿児島・桜島への訪問)
  • 初めての韓国(済州島への訪問)

>>ダイヤモンドプリンセス子連れクルーズ乗船記

さらにさらに、

日常生活の環境やルーティンから離れることによって、

親子で普段とは違う会話ができたり、

同じものを見ながら感想を共有したり、

日毎に違う予定を立てたり、

いつもと違う時間の使い方ができることにも期待を寄せていました。

この期待に対して実際どうだったのか。こちらのアンサー記事でまとめてみました。

ほかにもいろいろ書いています。

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